旅が教えてくれた7つのこと①

「世界を旅して価値観変わった!」
….っていう人なんか胡散臭いなと思っていました。
だって日本に生まれ育って、海外に1週間とか1ヶ月とかの旅にでたところで、長い年月をかけて育まれた価値観や思考をそう簡単に変えられるものではないのでは…と思ってしまう。

ただ今回の1年4ヶ月の世界一周の旅は、自分の中で何かが変わったような気がするんです。それは会社を辞め、期間・旅の後の事も決めずにリスクをとったから、その分、旅での1日1日の生活や出会いを大切にし、リターンを得られたんじゃないかな…と今振り返ってみて感じます。

今回のこの記事では、旅に出る前に出会った本を参考に「旅で何を得られたのか?(=旅の報酬)」について真面目に書いてみました。色々気持ち込めていたら長くなっちゃったので、2回に分けて更新します。

  旅が教えてくれた7つのこと①

  1. 本当に大切なものは、”バックパック”一つにおさまると知れる
  2. モノより体験にお金を使うようになる
  3. 期待しないチカラを身につける
  4. 子どもの頃のような「なぜ?」の習慣を取り戻せる

旅が教えてくれた7つのこと②

  1. 独り占めすることより、シェアすることの方が幸せだと気づける
  2. 自分だけの「決断する基準」をつくれる
  3. つねに答えは”自分の中”にあると気づく

本当に大切なものは、”バックパック”一つにおさまると知れる

Less is more.

最近、ミニマリストという言葉をよく聞くようになりましたね。
ミニマリストとは、必要最小限の持ち物で、シンプルな暮らしを実践する人のことです。
それは物質的なことだけではなくて、精神的にも「自分のやりたいこと以外を削り、大事にしていることに精力を注ぐ」ということ。

旅人って、まさにミニマリストだなって思います。
持ち物は背中にバックパック1個とお腹にサブバック1個。
車・家は持っておらず、
仕事を辞め(ほとんどの人が)、
自分の好きなことをして1日を過ごす。
つまり、旅人はすごく活発で余裕のあるホームレスです。

旅をとおして、生きるために必要なものは意外に少ないって気づけます。
1年4ヶ月の間、バックパックとサブバックに入る持ち物だけで過ごせるんだから。
そして、スペースに限りがあるカバンの中には、必然的に自分にとって本当に大切なものしか残らない。
僕たちにとって、その大切なものって”調味料”でした。
現地の人に和食を振舞って、団欒する時間を何よりも旅で大事にしていたから。

つまり持たないことって、
自分にとって何が大切なのかを気づかせてくれると思うんです。
大切なものだけに囲まれて生活すると、
あらゆる雑音が取り払われて、自分の声に耳を傾けられる。
そして、大切なことに使える時間も増える。
ものが少なくなることで、人生がより豊かになる。

モノより体験にお金を使うようになる

消費される幸福よりも、蓄積する幸福

旅にかかった費用は600万円くらい。
600万円が大金なのかどうかは、人それぞれ違うけど、
僕たちからしたら一生懸命貯めた大金でした。
このお金があれば、新車も変えただろうし、
新築のマイホームの頭金にもなったでしょう。
物質的だけで見ると、この600万円の旅で残ったものは何もない(少しのお土産くらい)。

モノを買うことで一時的には幸せを感じられます。
でも時間が経つにつれて、その幸せに順応してしまい、ありがたみが薄れていく。
また、モノはどんどん劣化し、価値が薄れていきます。
そしてまた新しいモノを購入するという繰り返し….
つまり幸福が消費されていってしまいます。

その一方で、経験や体験って思い出になって色褪せないですよね。
幼い頃に行った家族旅行…
学生時代の友人と遊んでいた日々…
大切な人との初デートの緊張感…
思い出は自分の中に積み重なっていき、幸せの総量が増します。

僕たちはこの旅で、様々な人に出会い、様々な体験をし、数え切れないほどの思い出を作ることができました。
そしてこれからも、モノよりも思い出を大切にしていきたい。

期待しないチカラを身につける

相手を変えることは難しいが、自分を変えることはできる

旅に出ると、日本がどれだけ恵まれた環境かよくわかります。
インドの鉄道は、絶対に時間通りにこない。
数時間待たされたり、下手したら来ないことだってあります。
南米のレストランで、荷物を置いたままトイレに行ったら、
100%に近い確率で荷物がなくなっています。
アフリカの市場では、商品に値段が付いておらず、
同じ商品でも数倍の値段をふっかけてくる奴しかいない。

「これだから海外は…」と考えて、フラストレーションを貯めてしまうと、
決して旅は面白いものになりません。
環境に期待するのではなく、自分をどのようにその環境に順応させ、変われるかがその国のカルチャーを楽しめるポイントだと思います。
旅人は常に時間を潰せるもの(Ex.本、映画とか)を持っていますし、
貴重品の管理はしっかりしているし、値段の交渉術も身につきます。

この期待しないチカラは日常生活にも役立ちます。
恋人にプレゼントを買って帰ってきたけど、
相手が自分の期待していた反応や行動をしてくれなかった時って、
ガッカリしたり、イライラして楽しくないですよね。
でも、相手の行動なんて自分のコントロール範囲外なんだから、期待しちゃダメなんです。
じゃあ「なんで喜んでくれなかったのか?」を考える。
疲れていたからタイミングが悪かった?
プレゼントの中身が好きなものじゃなかった?
そもそもあまり気持ちがなくなってきている?
原因を考えて、「それじゃあ次のプレゼントで喜んでくれればいいや。」
くらいの気持ちでいた方が楽でいいのではないでしょうか。
そんな人こそ、人生を楽しめる人なんだと思います。

子どもの頃のような「なぜ?」の習慣を取り戻せる

旅で得られるものは”答え”ではなく、良質な”問い”

小さい頃は、誰でも常識と思われていることに対して、
疑問を持っていたはずです。
その1つ1つに「なぜ?」と問い、自分なりの答えを見つけ続けることで、
常識が培われていきます。

見ず知らずの土地では、今ままで培った常識が、
そこでは非常識になり、全く通用しなくなることはよくあります。
特に海外では、言葉も生活様式も宗教も違う所が多いので、
一から疑問を持ち、新たな常識を吸収できるチャンスになります。

「キューバの社会主義ってなんなん?
医者よりタクシードライバーの方が稼げるっておかしくない?」
「エチオピアの少数部族はスーパーや電気もないような所で、
幸せそうに暮らしている。なんでだろう?」
「イスラム教の国は、
なんでこんなにも見ず知らずの人に優しくしてくれるんだろう?」

1つの世界にいると、1つの視点でしかものを見れないけど、
異なる世界で新たな視点が加われば、違う見方ができ、
今まで常識と思っていたことに対して、疑問が持てる様になります。
「夜遅くまで働いているのは、当たり前?」
「なんのために頑張って働いているのか?」
そんな疑問を持ち、考えることで、自分の心の声を思い出させてくれます。

次回に続く

Sen

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